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情報工学部 アクションプラン2011

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Vision

「技術に堪能なる士君子」の養成を学是とする本学は、知性と教養を身に付けた高度技術者の育成を目指しています。特に、情報工学部・情報工学府(大学院)は、高度な情報通信技術の教育研究を通じた人材育成を行っています。めざましい情報通信技術の発達に伴って発展する社会の要請に沿って、従来の工学の枠を超えた新しい分野と情報科学・情報通信技術を融合し、今後の社会を牽引できる高度技術者を養成する必要があります。
情報工学分野への社会の要請は、対象分野の拡がりに従い、時代と共に変わってきます。そこで、そのような変化に対応していけるような組織づくり、意識づくりを目指します。ユニバーサルな人材が活躍できる、新しい時代を作り上げる技術革新へと繋がる教育・研究を推進します。理系としての教養及び工学の基礎、さらには情報工学部の特徴である情報教育をきちんと教授し、そのうえで時代の最先端に適合した専門分野の教育を行います。世界をリードする高度技術者として活躍し続けられる人材を世の中に輩出する教育体系を構築し、研究に加え、教育でもイノベーションを起こします。このために、学生及び教職員の意識改革を進め、学生と教職員が力を合わせて、世界をリードできる九州工業大学情報工学部を築いていきます。


教育 研究 社会貢献 国際化 産学連携


教育

  1. 専門職業人の育成
  2. 高い技術力と深い教養を有し、創造と改革を志向して国際的に活躍する高度専門職業人を育成します。

    技術力の育成
    情報工学の根幹をなす基礎的な知識と技能を体系的に習得し、専門的かつ実践的な能力を有した技術者を育成します。大学院においては、高い学識と専門性を有し、創造力を発揮して研究・開発に従事できる技術者を育成します。
    深い教養の育成
    自然科学および社会・文化的知識と語学力を有し、専門性と関連付けて思考する能力とともに、問題発見・解決力、論理的思考力、コミュニケーション力を育成します。学生が学修自己評価システムを活用することで、学生の自律的な学習態度と、PDCA(企画・実施・検証・改善)サイクルを意識した自己管理能力を涵養します。
    創造性とグローバル志向
    高い倫理観と国際的視野に立脚して、自主性、協調性及び自己管理力を有し、プロジェクトの中で専門的能力を発揮できる人材を育成します。大学院においては、創造性と独創性を発揮して、組織の革新に貢献できるリーダーシップを涵養します。
  3. 教育の改革と環境整備
  4. 教育改革を推進し、世界水準の教育体制及び教育環境を実現します。

    教育改革の推進
    高い技術力を支える基盤的知識及び技能を育成するため、学部低学年教育における情報技術、理学、工学、言語の基礎教育カリキュラムの標準化を図り、学科を横断して実施します。
    世界水準の教育体制
    高い技術力、幅広く深い教養、創造性と国際的視野を有した高度専門職業人を育成するための教育課程を整え、学習成果(ラーニング・アウトカム)を重視した教育を推進します。世界水準の教育体制を維持・発展させて、高い教育効果が期待できる多様な形態の教育を実施し、各教育体系に適した評価規準を設定して評価を行い、卒業生や修了生の専門職業人としての質を保証します。
    教育環境の充実
    eラーニングやeポートフォリオなどの学習支援システムを整備し、学習習慣や自学自習の態度を育成します。能動的な学習や双方向的な授業の展開が可能な施設・設備を充実させ、学生対象の学習アドバイザを充実させて、教育改善の情報共有を図るための取り組みを進めます。
    キャリア形成・健康支援
    主体的なキャリア形成を支援する教育体制を整備し、質の高い職業人を育成します。また、大学において健全で充実した教育を受けるために、学生の心身の健康を増進し、必要に応じた心療支援を行う体制を整えます。
    教員・職員の質の向上
    大学の教育機能を高めるために、教員や職員のFD/SD(職務改善)活動を組織的に展開するとともに、教職員対象の教育アドバイザを配置し、教育の方法・技術・支援の向上を図ります。

研究

  1. 世界トップレベルの研究拠点形成
  2. 世界トップレベルの研究を推進するため、情報工学研究院の教員を中核とした研究拠点の形成を進めます。

    情報工学研究院独自の研究分野の自発的創成
    情報科学・情報工学と異分野との融合により、情報工学研究院独自の研究分野を創成し、その基盤的研究を推進します。
    研究支援
    情報工学研究院の研究支援方針に関して検討するための部署を強化します。
    共同研究による研究の活性化
    共同研究の推進により、学内の研究を活性化するための研究グループに対する支援制度を強化し、若手の研究者の積極的な参加を促すことにより、次世代を担う若手人材を育成します。
  3. 社会との関わり
  4. 研究成果の社会における評価を意識し、その向上につとめます。

    社会に対する責任
    社会の要請を受けとめ得る、新しい研究領域を開拓し、社会に知識・技術を積極的に発信・開示します。
    評価
    情報工学研究院における研究活動を評価するための委員会の活動を強化し、社会に公表します。
  5. 教育への還元
  6. 先端研究を人材育成へ還元することで、新しい社会を担える人材を養成します。

    多様な教育体制への還元
    最先端研究への取組みおよびその成果を教育に取込み、新しい教育体系を構築し、人材育成に役立てます。

社会貢献

  1. 人材育成への幅広い貢献
  2. 様々な方法により、社会で必要とされる幅広い人材の育成に貢献します。

    高校教員の養成
    情報工学部の教職課程において、情報および数学の高等学校教員を養成します。情報工学の高い専門性を備えた教員を教育界に輩出することにより、高度情報化社会を支える人材の育成に貢献します。
    小中高校生への啓蒙
    小中高校に教職員を派遣したり、逆に生徒を大学に招き、模擬授業などを実施し連携を深めます。その他にも各種イベント等を通して、小中高校生の情報工学や理工学一般に対する興味を育てます。
    一般向けや社会人向けの教育
    生涯教育の時代に対応し、サイエンスカフェや社会人向けプログラムなどを通して、社会全体の科学技術リテラシー(理解・活用能力)を高めます。また、社会人のキャリアアップや専門技術の維持を助けるための諸活動を行います。
  3. 大学の知の発信
  4. 種々のメディアを通して、大学の知を積極的に社会に発信します。

    大学の公開
    大学の活動や施設・設備を積極的に公開します。特に、情報工学をはじめとする理工学の歴史や現状、未来を知っていただくためのサイエンスギャラリーを整備します。
    卒業生ネットワークの充実
    本学は卒業生を大学から社会へ結ぶ窓口の一つとして、本学の卒業生との連携を深めるため、卒業生とのネットワークを整備し、卒業生への生涯サービスを充実させていきます。
    地域との連携
    地域、特に地元である飯塚市および福岡県内の諸団体との連携を深めます。大学の知を提供することにより、地域に様々な形で貢献します。
    情報発信の促進
    本学の教育研究活動や上記の諸活動を広く知ってもらうために、Webページなどを活用して、積極的な情報発信に努めます。

国際化

  1. 国際社会に対する積極的情報発信
  2. 国際的研究環境において、九州工業大学情報工学研究院の存在をアピールします。

    広報活動
    情報工学研究院の人的資源を活用し、海外での広報に努めます。
    学生の海外派遣
    派遣費用の補助制度の充実化を図り、学生の長・短期留学や、大学院生の国際学会での活動を支援・促進します。
    海外協定校との連携
    協定校と連携し、特にアジア地域での研究教育交流活動を活性化します。
  3. 受け入れ態勢の整備
  4. 海外から本研究院を訪れる留学生や研究者の受け入れ態勢と居住環境を整えます。

    住・生活環境の整備
    「スチューデント・レジデンス」を始めとする、留学生や外国人研究者の中・長期滞在環境を整備します。
    種々の団体による支援体制の強化
    飯塚市、市民による留学生支援グループや、様々な日本人学生の組織と連携し、本研究院への訪問者が暮らしやすい地域環境を創るよう努めます。
    英語による教育の充実・日本語修得の支援
    大学院における英語によるゼミや講義を充実させます。留学生のための日本語教育プログラムを強化します。
    経済的援助の充実
    留学生受け入れのための奨学金の充実化を目指します。
  5. 交流の促進
  6. 海外からの留学生や研究者と日本人学生及び市民との交流を促進します。

    交流プログラムの強化
    各種支援団体によるパーティーやホームステイなど、またIIF(国際先端情報科学者養成)プログラム等を活用して、海外交流プログラムをさらに活発化させていきます。
    大学間交流協定の推進
    今後のアジアの経済的発展の可能性を考慮し、ダブルディグリー制度や大学院単位互換制度等の促進を通して、特にアジアにおける重点交流拠点大学と連携し、アジア地域における九工大のプレゼンスを高めていきます。

産学連携

実学の尊重を旨とする本学の校風に則り、産学連携推進センター飯塚分室と連携して、教育・研究の両面で産学連携を推進します。

  1. 産学連携教育の推進
  2. 実践的な教育を実現するため、産業界の協力を得た教育を実施します。

    実践的教育
    実社会に存在する問題を自ら見つけ、自ら解決する力を持った人材育成を目標に、実践的な経験と問題解決能力を身につけるための教育を、産学連携で行います。そのために、第一線の企業技術者による講義、中長期の実践的インターンシップ、企業からの課題提供によるPBL(課題解決型学習)等により、近隣大学との連携の上、日本経済団体連合会(経団連)、九州経済連合会(九経連)等の経済団体、地元企業を含む個別の企業等の協力を得て、実践的教育を行います。
  3. 産学連携研究の推進
  4. 大学で生まれた「知」を、産業界を通じて社会に還元します。

    分野間の連携
    情報工学は産業のあらゆる分野で必要とされており、従来型の主に製造業を対象とした共同研究以外に、農業、医療、運輸、流通、サービス業などこれまで連携の少なかった異分野との共同研究を積極的に推進します。
    産学連携のための柔軟な研究体制の構築
    産学連携を目的とした、学内のシーズを統合した多様な形態の研究グループの形成を促進し、社会の要求に沿った柔軟な研究体制を構築します。
  5. 社会における大学の「知」の直接的活用
  6. 大学で生まれた「知」を、積極的、かつ直接的に社会へ還元します。

    知的財産権の活用
    産学連携推進センターが整備した制度を積極的に利用し、特許、計算機ソフトウェアなどの知的財産権を活用した技術移転により、大学で生まれた「知」を社会に直接的に還元し、経済の発展に寄与します。
    大学発ベンチャーの育成
    本学、特に飯塚キャンパスは、これまでも、多くの大学発ベンチャー企業を輩出してきました。大学発ベンチャーは、大学で生まれた「知」を積極的に社会で活用し、経済の発展に寄与できる有効な手段であると再認識し、今後も積極的に大学発ベンチャー企業の育成を推進します。