HOME > 学科紹介 > システム創成情報工学科

システム創成情報工学科 Department of Systems Design and Informatics

研究対象は全く新しい「システムの創成」。

>> システム創成情報工学科へ
>> システム創成情報工学科案内ムービーへ
>> 高校の関連科目
学科の特徴

システム創成情報工学科では、「情報科学」を基盤として「システム」を「創成」できる人材を育成します。

システムとは、さまざまな要素技術を融合した形です。例えば、ロボットや自動車や情報ネットワークなど、現代社会で使われる高度なシステムを構築するためには、さまざまな技術を修得するだけではなく、複数の要素技術を組み合わせて、応用できる能力が必要となります。

本学科では、理論と実技の両面から、情報科学の基礎、および、制御・数理・物理の基礎工学を学びます。また、これらと並行して、本学科の特色である創成教育を通じ、システムを創成できる能力を身につけます。

学科の教育

本学科では、「創成教育」に力を入れています。「創成教育」とは、単に知識や技術を習得するだけではなく、将来実社会で直面する未知の問題を解決できる、応用能力を身につけるための教育方法です。PBL: Problem-Based Learning(問題解決型学習)によって、実践的な課題やプロジェクトに取り組みながら、以下のような応用能力を身につけます。

  • 問題発見能力(課題を分析して問題の焦点を探し出す能力)
  • 問題解決能力(知識・技術を応用して、現実の課題を解決できる能力)
  • 自分のアイデアや意見を的確に伝えられるコミュニケーション能力
  • チームで問題解決にあたれる協調性

本学科の創成教育科目として、ものづくりプロジェクト(1年前期)、基礎プロジェクト(1年前期)、シミュレーション物理(2年前期)、基礎実験(2年後期)、システム創成プロジェクトI~IV(3年前期・後期)、創作プロジェクト(4年前期)などの科目があります。本学科では、他の大学・学部・学科と比較しても非常に珍しい、1年生から4年生まで一貫した創成教育を行っています。

主な授業科目
物作りプロジェクト
ロボット製作実習を通して物作りを体験します。材料としては、MindStormsとStiquitoを用います。
プログラミング
プログラミングの基礎をJava言語により学び、プログラミングに不可欠な問題整理と解決法を秩序だてて考える能力を養います。
シミュレーション物理
コンピュータシミュレーションを用いて、物体の運動、電磁気や光に関する物理現象を、仮想的に体感することにより理解を深めます。
システム制御基礎論
機械やロボット等のシステムを制御するために必須となる制御理論の基礎を習得します。システム制御設計論、現代システム制御論と併せて、制御理論を体系的に学びます。
信号処理
センサを使って計測した、機器の電力や電圧、人間の心拍・呼吸・脳波など、様々な信号を解析し、目的の情報を取り出す基礎技術を学びます。
ロボット工学
ロボットの動きを制御するための基礎となる機構制御やアクチュエータ制御を習得し、より高度な全体制御のための運動学を学びます。
マルチメディア工学概論
音声メディアと画像メディアの信号処理技術、特に符号化技術と認識技術について学びます。
システム創成プロジェクトⅠ~ Ⅳ
与えられた課題に対する解決技術だけを学ぶのではなく、問題を正しく認識し、問題解決のための方法を自ら探り、得られた結果を表現する、という総合的な能力を養います。
学科の研究

このような教育を行うため、本学科の教員は、非常に広い研究分野をカバーしています。本学科の研究分野は、情報科学や数理科学を扱う「情報数理」分野、電子回路や信号処理や光技術を扱う「物理情報」分野、制御技術を扱う「制御情報システム」分野、要素技術を統合してシステムを創
成する「システム統合」分野、の4分野から構成されています。

本学科の学生は、各分野の専門家による教育を通じて、幅広い知識を深く学ぶことができます。また、さまざまな研究分野の中から、自分のやりたい研究を選ぶことができます。

>> 研究者紹介

研究例:システム理論を基盤とした自動車安全システムの創成を目指します。
延山 英沢 教授

延山研究室では、システム制御理論の研究を行なっています。システム制御とは、対象となる”もの(システム)”を設計者の望むように効率よく動かし運用する(すなわち制御する)方法を研究する分野です。実際の”もの”は、自動車や飛行機であったり、鉄鋼プラントや科学プラントであったりしますが、当研究室ではそれらに共通して適用することができる制御方法の研究をしています。
 たとえば、現在の自動車には数十個から百個を超える小さなコンピュータが搭載されていますが、それらのコンピュータが自動車の各箇所を制御しています。自動車に最も重要なエンジンの制御やサスペンションの制御など、自動車にとってシステム制御は欠かすことのできない技術の一つです。
 当研究室では、約10年前から自動車会社と共同研究を行い、自動車における様々な制御の開発を行なってきました。その成果としては、AT(オートマティックトランスミッション)の制御、電動アクティブスタビライザーの制御などがあり、それらは現在も販売されている一部の自動車に搭載されています。
 さらに、当研究室では、他の研究室と共同して”自動車安全センサシステムプロジェクト”を立ち上げました。歩行者や自転車を交通事故から守るためには、アクティブセーフティという予防安全の概念が重要となっています。本プロジェクトでは、これを実現するために、車載カメラを用いた画像処理技術を中心としてシステム制御などの様々な個別技術を統合し、交通事故削減のための新しい予防安全システムを創成させることを目指しています。

取得可能な資格
高等学校教諭一種免許状(数学)
高等学校教諭一種免教状(情報)
学科の卒業要件の単位に加えて、教育職員免許法に定める所定の科目(すべて本学内で開講)の単位を修得すれば、免許状を取得できます。
技術士・技術士補(技術士法)
卒業時に修習技術者となり、技術士補の申請が可能になります。また、技術士の一次試験が免除されます。
>> JABEE(日本技術者教育認定機構)へ
1級技術検定(建設業法)
受験資格の実務経験年数が短縮されます。
2級技術検定(建設業法)
受験資格の実務経験年数が短縮されます。
在学中の取得が容易になる資格・認定例
TOEIC((財)国際ビジネスコミュニケーション協会)
英語教育カリキュラムの中で受験します。
情報処理技術者試験 基本情報技術者/ソフトウェア開発技術者/初級システムアドミニストレータ((独)情報処理推進機構)、CGエンジニア検定 等(CG-ARTS協会)
 学科の情報教育を通して、対応可能です。
システム創成情報工学科

>> システム創成情報工学科へ

映像をご覧いただくためにはプラグインが必要になります。

先輩からのメッセージ

大学に入ってからがスタート
古賀 純麗 [福岡中央高校(福岡県)出身]

高校生の頃から情報系の仕事に就きたいと思っていたので、情報系の国立大学で就職率も高く、企業との共同研究でも実績のある九工大を選びました。将来やりたいことが漠然としていた私にとって、ハードとソフト両方を学べるシステム創成という学科はとても魅力的でした。
 1年生でプログラミングの楽しさと奥深さを知り、2年生で電子工学や信号処理など専門的な知識を習得し、3年生では実験を通して、グループでコミュニケーションをとりながら1つの目標に向かって取り組むことを学びました。4年生になると、自分が興味のあるテーマについて研究できるので、更に楽しくなってきます。将来は、公共的な分野で人々の暮らしに役立つシステムづくりに携わりたいと思っています。
 受験生の皆さん、大学に入ってからがスタートです、大学で何を学びたいのか、ある程度ビジョンを持っているとよいと思います。じっくり考えてみてください。