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機械情報工学科 Department of Mechanical Information Science and Technology

ロボット空間をミクロレベルまでデザインする。

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学科の特徴

近年、デジタル技術の普及に伴い、次世代携帯機器、インテリジェントカー、ペットロボットなどの知的で高機能な機械製品が開発されています。またこれらの機器と自動車や鉄道をネットワークで統合した高度情報交通サービスも急ピッチで進められています。このような製品やサービスは、デジタル技術を媒介に様々な技術を統合して初めて可能になります。本学科は、このような時代の趨勢に合わせ、製品開発から知的な情報サービスの構築まで、幅広い領域で高度な機械と情報技術を使いこなす人材を輩出しています。機械そのものがどんどんコンピュータを内蔵し、それを制御するための情報技術が必要になってきたばかりでなく、製造する機械が複雑になってきたために、機械を製造する方法も、また、コンピュータを使って、付加価値の高い製品を、迅速、かつ、低コストで作製する必要があります。そのため、従来の機械工学に加えて、情報工学との融合が重要であり、機械情報工学科ではその教育研究を行っています。(また、生物から学び超小型ロボットを作製、制御したり、人と融合するためにコンピュータのもつ能力を最大限に利用することも重要となってきています。)従来の機械工学科とは異なり、情報工学との融合を目指した新しい分野を創り出そうとしています。

学科の教育

情報化社会の進展に伴い、これらの新しい製品やサービスを提供する製造業の姿も大きく変化してきました。つまり、製品が知的で高機能になったばかりでなく、製造業もCALSに代表されるネットワークを用いて付加価値の高い製品を迅速かつ低コストに供給することが必須となってきました。本学科では、設計・製造の基礎である機械工学とそれらを統括する情報工学の融合をはかり、社会全体に大きなインパクトを与える人材と技術を産み出しています。

主な授業科目
データ構造とアルゴリズム
プログラム作成演習を通じて、与えられた問題を解くために必要なデータ構造とアルゴリズムの適用を経験します。
電気回路M・同演習
専門学科の学習に必要な電気回路の基礎知識をマスターします。講義では、電気回路の基礎とその理解に必要な初歩的な電磁気学を学び、演習では、具体的な回路の解析法を学習します。
CADとデザインⅠ
機械技術者には不可欠なJIS に基づいた機械製図独特の表現方法を、実際に演習を行ないながらマスターします。図面が読めること、正しい図面が書けることがその目標です。
固体力学
構造材料の力学、変形や応力の解析、材料の強度について、機械システムの構造設計のための基礎的な内容を学習します。
精密加工学
切削、研削といった加工技術の基本を学び、部品の加工工程を設計できる知識および技術をマスターします。
機械情報プロジェクトII,III
講義の枠にとらわれず、プロジェクトテーマに関する調査、実習、考察を行い、これらの成果報告を行います。テーマを通じて、実践的な問題解決能力を身につけていきます。
学科の研究

具体的には、機械設計に不可欠な力学系科目、製品の製造に必要な設計製図や加工技術の科目、機械制御のための制御理論や計算機制御、および、これらの技術を計算機上で実行可能なようにモデル化し運用するための知識処理、仮想現実、インターネット等の情報系科目の基礎と応用力を養成するための教育プログラムを提供しています。さらに卒業研究では、知的で高機能な機械製品や設計製造技術、計算機ネットワーク技術などを企業と密に共同研究することにより、実際に即した技術を研究することができます。

>> 研究者紹介

研究例:蝶の飛翔のメカニズムを解明しつつ、リアルに再現した超小型飛翔ロボットに挑む。
田中 和博 教授

 蝶は、その色合いだけでなく、ヒラヒラと舞うように飛ぶ姿が美しい。鳥やトンボと異なり、一見不安定なように飛翔していますが、蝶は急加速や急な方向転換に優れていて、翅の羽ばたきと滑空を組み合わせて優雅に飛翔する昆虫です。実はこれまでに、鳥やトンボの飛翔のメカニズムは工学的見地から明らかにされてきました。しかしながら、蝶の飛翔のメカニズムについては明らかにされていません。上記した「ヒラヒラと舞うような飛翔」が工学的に難題とされているからです。
 最近では、蝶の飛翔を模倣した超小型飛翔ロボットの開発が世界中で注目されています。地震で倒壊した建物の中の生存者の捜索、未知の惑星の探査、さらには少し怖いですがスパイ活動としての利用が考えられています。将来、我々の周りをヒラヒラと飛んでいる蝶が、実は我々の生活を監視する機械だったという日もそう遠くはないかもしれません。そのためには、蝶の飛翔のメカニズムを工学的見地から明らかにすることが重要となります。
 私の研究室は「なぜ蝶は優雅に飛翔できるのか?」という疑問を、工学的見地から明らかにしています。実際に蝶を捕獲し、蝶の飛翔時の翅の動き、さらには「レーザー光」を使用して翅周りの流れの様子を明らかにしていきます。また、これらの実験結果より、蝶の飛翔をリアルに再現した超小型飛翔ロボットの開発も行っています。

取得可能な資格
高等学校教諭一種免許状(数学)
高等学校教諭一種免教状(情報)
学科の卒業要件の単位に加えて、教育職員免許法に定める所定の科目(すべて本学内で開講)の単位を修得すれば、免許状を取得できます。
技術士・技術士補(技術士法)
卒業時に修習技術者となり、技術士補の申請が可能になります。また、技術士の一次試験が免除されます。
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1級技術検定
受験資格が得られます。
2級技術検定
受験資格が得られます。
在学中の取得が容易になる資格・認定例
TOEIC((財)国際ビジネスコミュニケーション協会)
 英語教育カリキュラムの中で受験します。
情報処理技術者試験 基本情報技術者/ソフトウェア開発技術者/初級システムアドミニストレータ((独)情報処理推進機構)、CGエンジニア検定 等(CG-ARTS協会)
 学科の情報教育を通して、対応可能です。
機械情報工学科

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先輩からのメッセージ

楽器を演奏できるロボットをつくりアンサンブルをしたい
日野 真梨子 [嘉穂東高校(福岡県)出身]

小さい頃から音楽が大好きだった私。将来の夢は音楽家になることで、それが無理でも、音楽に携わる仕事がしたいと思っていました。
 機械情報工学科に入ったのは、楽器のメカニズムを研究するためです。オープンキャンパスに来たとき、この大学なら研究できると思い、すぐに進学を決めました。大学内の雰囲気も良かったですしね。最近では、楽器を演奏できるロボットづくりに興味があります。ロボットとアンサンブルできる日が来たら、きっと面白いはず。
 授業で特に楽しかったのは、1年時の「機械基礎実験」。機械工学の基礎的な知識や技術を学びました。
 サークルはもちろん交響楽団。高校からフルートを続けているんですよ。さまざまな所に演奏会に行き、地域の人や、他大学の人と会う機会も多く、とても楽しい日々です。そして、何よりお客さまから拍手を頂いたときに一番の幸せを感じます。もう一生やめられないって感じです。