2008年度のスケジュールはこちらから2008年度のお申し込みは終了しました
2008年度のオープンキャンパスの開催は終了しました。

公開講義公開授業
公開講義
公開講座

電子情報工学研究系 古川昌司 教授 (10:00~10:20)
古川昌司 教授
テーマ
安価・高効率光合成型太陽電池の研究
専門分野 有機エレクトロニクス、エネルギー変換工学、電子デバイス工学
主な担当科目 電子物理、基礎物理学Ⅰ、
電子情報工学実験Ⅱ、半導体工学特論
現在、化石燃料の枯渇が懸念さ れており、同時に化石燃料の消費によって排出される二酸化炭素による地球温暖化が問題となっています。そのため、太陽電池などのクリーン・エネルギーが注目されています。古川研究室では、光合成型太陽電池と言われている色素増感太陽電池の研究を行っています。この研究は世界中で活発に行われています。多くの場合、希少元素であるルテニウムが用いられていますが、我々は紫キャベツ色素等を用いることにより、安価・高効率な色素増感太陽電池の実現を目指しています。

光合成型太陽電池の特性評価の様子古川研究室で作製した光合成型太陽電池
知能情報工学研究系 平田耕一 准教授 (10:25~10:45)
テーマ コンピュータで計算できる問題・できない問題
専門分野 計算機科学,計算論理学
主な担当科目 論理数学A、計算理論、論理と証明
まだコンピュータが存在していなかった1930-40年代に、すでにコンピュータで計算できる問題とできない問題を数学的に厳密に扱う道具が数多く考案されました。これらは、現在のコンピュータ・サイエンスの基礎となっています。本公開講義では、まず、コンピュータで計算できない問題として、「停止問題」と「ポストの対応問題」を紹介します。次に、計算に非常に手間がかかる「アッカーマン関数」を紹介します。最後に、「チャーチ=チューリングの提唱」を紹介します。

停止問題アッカーマン関数
共通講座人間科学系 近藤直也 教授 (10:50~11:10)
近藤直也 教授
テーマ 人はなぜ服を着るのか
専門分野 文化人類学・民俗学
主な担当科目 文化人類学入門・文化人類学・情報人類学
「ヒトはなぜ服を着るのか」という疑問から出発して、服がヒトに及ぼす様々な影響を文化人類学的に考察します。キーワードは「ヒトとケモノ」であり、地球上の生命体の内の一つというくくりでは、ヒトとケモノは同一の枠組みの中に入ります。しかし、基本的にヒトはケモノであることを徹底的に拒否し、ケモノではないと言うことを主張するために、あえて不自 然な服を採用したのです。これが文化の始まりであり、これによってヒトは様々なものを獲得し、また同時に様々なものを失いました。この得失の一つ一つを具体的に明示し、そのことによって、混迷するグローバルな世界の今後の進むべき道のありようを模索します。

公開講座

システム創成情報工学研究系 小林史典 教授 (10:50~11:10)
テーマ
いい音の秘密を追って -夢に賭ける技術者-
専門分野 電子機器・デバイス工学
主な担当科目 プログラム設計、電子回路、組込みシステム
「え? 600万個!本当ですか? ろっぴゃくまん、で間違いないですね!」。電話をきった私に、感慨がこみあげました。「夢がかなった。20年後だけど。」 オーディオがディジタル化された今、音楽は低価格で楽しめるようになり、コピーで質が落ちることもありません。しかし、今度は時間刻みの揺れ、「ジッタ」が問題になってきています。これを解決するために、市販を夢見て研究を続け、最近それが実現されて600万個も売れ、ネットで「原音を超える」と評判になる経験をしました。 技術者は、決してハデではありませんが、こうした夢も実現できる、なかなかいい職業だ、ということを含めて、この研究の経緯をお話します。

「原音を超えた」オーディオアダプタFPGA
機械情報工学研究系 木村景一 教授 (14:25~14:45)
木村景一 教授
テーマ 機械の解剖(携帯電話の中を見る)
専門分野 超精密ナノマシニング,CMP技術
主な担当科目 システム計測、CADとデザインⅠ、機械情報工学実験
今やなくてはならない携帯電話。その中はどうなっているのか?携帯電話の解剖を試みます。  機械技術はこれらの機械製品を 形造る上で必要不可欠な技術です。設計、部品加工、組立、などなど、機械を造る楽しさ、面白さ、そして達成感を想像してみてください。  携帯電話は、外観部はきょうたいと呼ばれるケースにキーボード、液晶画面がついています。きょうたいの内部には、電池、カメラ、そして半導体がぎっしり実装された基板があります。また、アンテナ、シールド板など様々な部品も配置されています。これらの機器を小型化し、使いやすくするための様々な工夫、努力がなされています。それらについて考えてみましょう。

分解した携帯電話
生命情報工学研究系 青木俊介 准教授 (14:50~15:10)
青木俊介 准教授
テーマ 生命情報を創薬や医療に役立てる最先端の工学研究の紹介
専門分野 分子細胞生物学、計算科学
主な担当科目 ライフサイエンス実験、バイオテクノロジー実験、科学技術英語
体の中で働くタンパク質の分子 構造を基にして、コンピューターを用いてその働きを人為的に操作できる化合物を設計し、創薬や医療に役立つ生命情報工学研究を進めています。体の中の細胞や組織による生命活動は主にタンパク質の働きによって支えられています。 タンパク質の働き方を化合物で変化させてあげれば、疾病によって異常となった体内の細胞や組織の状態を正常に導くことが出来ます。また、体内から細胞を取り出して、試験管内で増殖させた後に人工組織を作製する組織工学にも設計した化合物を応用することが出来ます。ここでは、コンピュータによる化合物設計や、医療・創薬への応用に関してお話します。

バーチャル空間でのタンパク質と化合物との結合シミュレーション