知的システム工学分野

カチョーンルンルアン・パナート研究室

独自設計の光学システムで
高速ナノ現象の解明に挑む

研究室概要

OUTLINE

失敗を恐れずに!その先に発見がある

物事のしくみや働きを深く理解することは、「知的化」、すなわち合理的なシステムを実現する研究基盤となります。この基盤を築くため、私たちは最先端の技術課題に取り組んでいます。例えば、スマートフォンやカメラに組み込まれる半導体チップなどの超微細な部分を作る工程では、ウイルスより小さなナノ(1ナノメートル=1mの10億分の1)スケールの物体や気泡が液中でランダムに動く、未解明の物理現象が起きています。私たちは独自に設計・構築した光学顕微鏡を使って、単ナノ粒子の素早い動きをリアルタイムで見える化することに成功。さらにそこで起きている化学反応や量子効果の究明にも取り組んでいます。このナノスケール現象の「しくみ」を解明する研究は、半導体だけでなく、医療(創薬輸送、診断)や環境浄化など、さまざまな分野にも貢献できます。これらのような新たな知見こそが、知的化社会の実現に向けた確かな基盤となるのです。

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