学びの空間
新しい学び空間の創出
情報工学部では、ICTなどを利用して、イノベーションを起こすことのできる人材を産み出す教育を目指しています。そのためには、これまでのような教員から学生への一方的な知識の教授(座学)ではなく、学生自身が互いに自主的に学びあい、相互作用し合うことが必要であり、そういった相互作用を作り出す学修空間、場(Learning Complex)を提供することが必要だと考えています。
特に、知識を昇華させていくには、学習科学の観点からも重要視されている、知識統合(複数の既存の知識や概念を、体系的に説明できるようになること)、知識構築(既存の知識や概念に加わった知識や概念を構築すること)を行うためには、チームで既存の知識や概念を互いにぶつけ合う、相互作用しあう空間が必要です。また、更に、知識伝達(知識を他者へ伝達することを通して、新たな知識・概念を獲得すること)、知識展開(知識や概念をものや形として具象化すること)を加えた、4つの学修過程(Circuit)を通した学修こそが必要だと思います。
知識構築の場: MILAiS

グループワーク、チーム学習ができる空間、知識構築の場として構築されたのがMILAiSです。様々な形態の授業や自習空間として利用されています。「気づき」の空間と言えます。
2011年5月完成
知識統合: ラーニング・コモンズ

学生同士の主体的な学びや質問のためのコンシェルジェ・エリア、グローバルコミュニケーションのための場として、図書館分館のなかに、ラーニングコモンズがオープンしました。ここでは、学生達が主体的にグループで学びます。図書館はアーカイブの機能に加えて、知識統合の空間へと進化しました。「つながり」の空間とよぶことができます。
2013年12月完成
知識伝達: Learning Agora


創出された知識を他者に伝達することを通して、新たな知識段階に進むための空間として、ラーニングアゴラが創られました。知識の伝達を通して、学生たちは更に自らの概念を定着し、また、作り上げていきます。「コミュニティ」の空間といえます。
2014年3月完成
グローバルの場:グローバルコミュニケーションラウンジ


留学生と日本人が交流し合い、また、英語環境に触れ、国際感覚を豊かにしていきます。 グローバルコミュニケーションラウンジは、食事や学習、ミーティング等どなたでも利用可能です。留学生や学生、スタッフと交流する場として提供しています。
2014年7月完成
場所
飯塚キャンパス 福利施設1F
利用時間
月~金曜日 11:00~18:00