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筑紫女学園中学校3年生を対象に探究活動授業を実施しました。

九州工業大学大学院情報工学府と、筑紫女学園中学校・高等学校は、相互の教育に係る交流・連携を図ることを目的として、連携協定を締結しています。


2023年6月14日(水)、連携協定の一環として、新海聡子准教授(大学院情報工学研究院物理情報工学研究系)による「SDGs 目標7と目標13への取り組み:CO2削減を考える〜カーボンニュートラルを実現するためには〜」と題した探究活動授業が、筑紫女学園中学校医進サイエンスコース3年生の生徒36名に対して行われました。
この授業は、通年で4~5テーマ実施される講座の1つで「サイエンス」がテーマに設定された講座の1つです。1つのテーマにつき「事前学習」「体験活動・実験活動」「事後考察」「まとめ(発表)」が1つのサイクルとなっており、そのうち今回は「事前学習」となる授業と「体験活動・実験活動」が実施されました。


筑紫女学園中学校の生徒たちは、「事前学習」でカーボンニュートラルを実現させるための工学の役割を学び、「体験活動・実験活動」ではカーボンニュートラルの実現には欠かせないシリコン半導体基板の劈開面を調べることで、結晶の結合の強さが方向によってどのように変わるかを学びました。


九州工業大学情報工学研究院では引き続き、筑紫女学園中学校・高等学校における理工系分野の教育に協力することにより、同校における教育や人材育成に協力するとともに、入学前の女子中高生に対する理工系分野への進学意識の向上に貢献していきます。



新海聡子准教授による授業の様子



ダイヤモンドペンの使用方法を真剣に聞いている筑紫女学園中学校の生徒



シリコン基板の劈開面を確かめる体験学習の様子