講演会のご案内
掲載日:2011年10月19日
(2011.10.19更新)
日 時 | 平成23年10月20日(木) 14時00分~15時30分 |
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場 所 | 情報工学部(研究管理棟1階 AV講演室) |
演 題 | 脳で操るロボット -工学的視点からのBrain-Machine Interface構築- |
講演者 | 田中 一男 氏 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 知能機械工学専攻 教授 |
対 象 | 本学教職員及び学生 |
内 容 | 近年、脳と機械やコンピュータを直接つなぐインタフェース技術として、Brain-Machine InterfaceやBrain-Computer Interfaceに関する研究が注目を浴びている。手や足などの運動器官を介すことなく脳活動情報から直接的に機械の操作を可能にするBrain-Machine Interfaceは、筋萎縮性側索硬化症など重度の身体麻痺者への応用が期待されている。また、健常者に対してもアミューズメント分野(コンピュータゲームなど)への応用が可能である。最近では、ブレインデコーディングの研究も行われており、人間の好みと脳活動の関係に着目したマーケッティングなど様々な分野への応用が模索されている。 本講演では、我々が工学的視点から構築してきた携帯型Brain-Machine Interfaceを中心に述べるとともに、従来のBrain-Machine Interface構築のアプローチから脱却した、我々が提唱しているCustomized Brain-Machine Interfaceの構築アプローチについても言及する。また、携帯可能である特徴を最大限に活かし、車椅子操作を含めた複数の異なる生活支援機器群(食事支援ロボット、コンピュータゲーム、など)へのシームレスな適用を目指して取り組んでいる事例についても紹介する。 |
お問合せ先 | 機械情報工学研究系 大竹 博 hohtake*mse.kyutech.ac.jp (*を@に変えてお送り下さい。) |