情報工学とは、人の知識や感覚、経験、アイディアを、文字や数字によって表現した「情報」を、世界中の誰もが分かち合うための「かたち」にすることです。
1800年代から発達してきた情報通信技術や、家庭での電化製品の広がりは、今や私たちの生活に無くてはならないものとなりました。そんな生活に欠かせない情報工学を学び、研究する「情報工学部」を、国立大学で唯一備える本校では、皆様により親しんでいただくために「飯塚サイエンスギャラリー」を開設いたしました。
情報工学のこれまでの歩みや、最先端の研究を、見て・知って・触れていただける場となっております。是非、情報工学を体感してみてください。
今や私たちの生活は、様々な電子機器やシステムに支えられています。展示コーナーでは、昔懐かしいものから最新のものまで、私たちの生活に影響を与えてきた物品を紹介しています。展示物に見る情報工学のタイムトラベルを楽しんでみて下さい。(常設展示物と特別展示物がございます。)
計算機(カリキュレータ) | 手回しのタイガー計算器から、電卓、そしてプログラムが組めるポケットコンピュータまで。様々な計算機が現れました。 |
---|---|
コンピュータレジェンド | 誰もが気軽に利用できるようになったコンピュータも、以前は大型で高価なものがほとんどでした。 |
パーソナルコンピュータ | 今や誰もが様々な場面で利用できるパーソナルコンピュータ(パソコン)。これまでに大きな進歩を遂げています。 |
ソフトウェア | コンピュータを動かすには、そのためのプログラムは欠かせません。今や、数多くの「ソフト」が開発されています。 |
記録メディア | 昔は紙テープなどに記録していたデータですが、今や小さなUSBメモリなどに大容量がコンパクトに収まります。 |
ネットワーク | 携帯電話にメールにインターネット、様々な通信手段によって、世界中の人々とあっという間にコミュニケーションがとれるようになりました。 |
家庭用ロボット | 掃除機や洗濯機、冷蔵庫にエアコン、今では無くてはならない家電製品も、コンピュータを備え、更に進化していきます。 |
サウンド |
レコードやカセットテープから、CD、MD、MP3プレーヤーまで。今や携帯電話で音楽を聴くことも出来ます。 |
ディスプレイ |
白黒からカラーへ、アナログからデジタルへ、平面から立体へと変貌を遂げています。 |
家庭用ゲーム機 | 家庭での娯楽に革命をもたらしたゲーム機たち。それらも時代と共に進化し続けています。 |
その他 | 私たちの身近にある「情報工学」も、様々な分野で研究・開発が進み、未来のために応用されていきます。 |
飯塚サイエンスギャラリーがある飯塚市は、美しい山々に囲まれ、九州を代表する一級河川が中心を流れる、自然の豊かなまちです。古くは長崎街道の宿場町として、そして近代日本の発展を担う炭鉱の町として発展してきました。
このシンボルマークでは、飯塚(I)サイエンス(S)ギャラリー(G)の各頭文字を金・銀・銅で表し、Gが山々に囲まれた盆地のイメージを、Sがその真中を流れる遠賀川を表しています。金・銀・銅の色には、過去は地中深くより掘り出され黒ダイヤと呼ばれた石炭、現代では膨大なデータの集合の中から取り出される貴重な情報、といった「鉱物」のイメージを重ねています。また、Gには大きさの異なる2つの三角形がついていますが、これは、石炭採掘のために掘り出した土砂を盛ったことでできたボタ山を表しています。現在も残る飯塚市忠隈のボタ山は、日本でも最大級の規模のものです。
なお、開館時間外での見学をご希望の方は、
事前に情報工学部 広報室(0948-29-7509)へご相談下さい。
※大学までのアクセスはこちらをご覧下さい。 ※できるだけ公共の交通機関をご利用下さい。 【所在地】 福岡県飯塚市川津680-4 九州工業大学 情報工学部内 |
九州工業大学 情報工学部 広報室 0948-29-7509