新着情報-トピックス

新着情報
ホーム > 新着情報 > トピックス > 本学学生および教員がIIAI-AAI 2024の論文賞を受賞しました。

本学学生および教員がIIAI-AAI 2024の論文賞を受賞しました。

トピックス 掲載日:2024年07月17日
最終更新日:2024年07月22日

2024年7月6日(土)~12日(金)の7日間、国際会議 15th International Congress on Advanced Applied Informatics(IIAI-AAI 2024)が香川県高松市で開催され、大学院情報工学府 博士前期課程 情報創成工学専攻 2年の阿部大祐さんCompetitive Paper Award を受賞しました。


この論文は、根があり各頂点にラベルが付与されている根付きラベル付き木(以後、単に木という)に対する新たなヒストグラム距離として、各頂点vに対して、根からvへのパスのラベル列、vのラベル、vのすべての子孫の頂点のラベルの重集合からなる3つ組とその頻度からなる先祖パス子孫ラベルヒストグラム(以後、APDLヒストグラムという)を新たに導入し、2つの木に対するAPDLヒストグラムのL1距離を先祖パス子孫ラベルヒストグラム距離(以後,APDFヒストグラム距離という)として定式化しました。そして、APDLヒストグラムは木の頂点を2回走査するだけで計算でき、したがってAPDLヒストグラム距離は2つの木の頂点数に関する線形時間で計算できることを示しました。さらに、一般にヒストグラム距離はメトリックにならないが、APDLヒストグラム距離はメトリックになるこを示しました。したがって、APDLヒストグラム距離は、メトリックになるが計算に頂点数に関する3乗時間かかる編集距離の変種である孤立部分木距離に代わる木の距離となります。さらに、実データに対してAPDLヒストグラム距離と孤立部分木距離を計算してそれらの分布を比較しました。


【受賞対象】

受賞者 阿部 大祐(大学院情報工学府 博士前期課程 情報創成工学専攻 2年)
受賞テーマ Ancestral-Path Descendant-Labels Histogram Distance for Rooted Labeled Trees
指導教員 平田 耕一(大学院情報工学研究院 知能情報工学研究系 教授)


受賞者の阿部大祐さん

国立大学法人 九州工業大学
九州工業大学 情報工学部 知能情報工学科
九州工業大学 情報工学部 情報・通信工学科
九州工業大学 情報工学部 知的システム工学科
九州工業大学 情報工学部 物理情報工学科
九州工業大学 情報工学部 生命科学情報工学科

各種情報

スクールバス運行情報
シラバス
保健センター 飯塚分室
附属図書館分室
大学生活協同組合
教員公募
Leaflet for international students

教育の取り組み

国立大学55工学系学部ホームペー ジ