つくろう!こんなものあったらいいな! 第5回アイデアコンテスト
平成25年11月9日に行われました、「ISGフェスタ2013」にて、「つくろう!こんなものあったらいいな! 第5回アイデアコンテスト」を開催いたしました。
今回のテーマは「STOP!温暖化~地球を冷ます~」。地球温暖化は人類にとって大きな問題です。「あったらいいな」と思う地球を冷ますアイデアを募集しました。
小学生の部、中学生の部、一般の部の3つの部門を設け、応募総数は88点でした。厳選なる審査の結果、以下のとおり各賞受賞作品を決定しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
小学生の部(応募数72点)
≪最優秀賞≫
「CO2をO2に変えるとりょう」
山本 冴夏さん 舞松原小学校 5年生
【受賞の理由】
塗るだけで問題となる二酸化炭素が減るというのは、使える範囲が広くて素敵ですね。また、色違いのものを最初から考える辺りが、なかなか大人には出てこない発想ですね。これなら、おしゃれな町になりそうです。また、残りの炭素(C)もなにかに使えそうです。
≪優秀賞≫
「CO2そうじき」
白山 智恵さん 直方東小学校 2年生
【受賞の理由】
掃除機が、掃除しながら、二酸化炭素を分解してくれるなんて! 世界中で、掃除大好きな人達が地球温暖化防止にもつながるとはクールな発想です。おうちでは掃除も手伝っているのでしょうか。日常とつながった点が興味深い所です。
「地球温暖化をとめる道路」
末吉 快くん 感田小学校 5年生
【受賞の理由】
普段の生活の中で、道路が暑くなる経験から、熱を逃がす仕組みを考えた点が秀逸です。不便さも無いように、コンクリートという現代技術と土を共存させるという、自然との共生を考えた点も素晴らしいです。
「紫外線防護幕」
田中 連くん 碓井小学校 5年生
【受賞の理由】
宇宙空間に広がる帆を張ったイカロス。壮大な世界観がうらやましいです。太陽光発電にも使えて、それも温暖化を抑えることができますね。地球の動きに応じて制御するところには、情報工学もずいぶん貢献できそうです。
≪佳作≫
「CO2を電気にする」
山本 遼弘くん 舞松原小学校 3年生
【受賞の理由】
二酸化炭素を使って、電気を起こそうという発想が面白いですね。一般には無くす側に発想が進みますが、逆に、有効利用しようというところが面白いです。こういった物質が見つかるといいですね。いや、頑張って、自分で見つけ出してみましょう。
「にがしましょう、二酸化炭素を。」
安永 和矩くん 幸袋小学校 5年生
【受賞の理由】
二酸化炭素を宇宙に逃がす大規模な装置ですね。オゾン層も書かれていて、地球のもつ環境問題をよく理解しています。だんだん地球の酸素と炭素がなくなると、最後に地球はどうなるのかなと少し気になりました。
中学生の部(応募数8点)
≪優秀賞≫
「空気改ぞう装置(KKS)」
宮本 颯大さん 小竹中学校 2年生
【受賞の理由】
太陽パネルを使ってエネルギーを獲得して、地球の温暖化に問題となる二酸化炭素を減らし、更にオゾンホールの問題も解決しようとしている点に、中学生ならではの発想をみました。これは実現できそうです。自分自身でも頑張ってみましょう。
≪佳作≫
「植物シート」
匿名希望 中学校 2年生
【受賞の理由】
工場の煙突に、緑の帽子。車の排気口に、緑のパラシュート。とても可愛いですね。植物を最大限利用した方法で、素晴らしいです。こんな世界に住んでみたいですね。
一般の部(応募数8点)
≪最優秀賞≫
「宙(そら)ラジエター」
二見 順治さん 飯塚市
【受賞の理由】
まず、素直に絵が美しく、ポップな地球です。そして、地球から直接熱を逃がす超巨大ラジエータの発想は、名前もふくめて、興味深い対象になりそうです。具体的には、熱を逃がさない伝導、如何に太陽の影で、宇宙で放熱(輻射)するかなど考えなければならない点はありますが、いつか実現したいですね。
≪優秀賞≫
「空飛ぶ車と草木の道」
末吉 英子さん 飯塚市
【受賞の理由】
アスファルトを全部剥がした土と草木の地球。いまや想像できなくなっています。日光の照り返しもなくなり、ヒートアイランド現象が無くなるのに加えて、炭素の固定にも役立ちそうですね。車がセンサーで制御されて空を飛ぶところには、情報工学も貢献できそうです。楽しみですね。
※各賞ごと五十音順
※受賞者の学年は、コンテスト開催時(平成25年11月9日(土)現在)のものです。