バイオメディカルデザインコース

バイオメディカルデザインコース
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バイオメディカルデザインコース

情報工学及び生物医学の連携分野で医療イノベーションを起こすために、デザイン思考の能力を涵養し、マネジメント、リーダーシップ、チーム活動に関する知識及び技術を修得して、医工情報連携イノベータを育成します。
【学習目標】
新しい価値を創造するイノベーションとデザイン思考
デザイン思考とは、人間中心のアイデアで社会に新しい価値を生み出す、すなわちイノベーションを起こすもの(製品)やサービスを作るためのプロセス(手順)です。
他分野の人材が協力して行うチーム活動です。デザイン思考の象徴的プロセスである「共感」では、ユーザーが自覚しているニーズだけでなく、感覚を研ぎすまして、まだだれも気が付いていないようなニーズ(インサイト)を発見します。共感で得たニーズやインサイトから着眼点を見つけ、「問題定義」をして、解決のためのアイデアを「創出」します。そして、アイデアを目に見える形にするために「プロトタイプ」(試作品)を作り、実際にユーザーに「テスト」(体験)してもらって、改善を繰り返します。「ストーリーテリング」(物語をつくること)では、「何を」・「なぜ」作ったのかについて、関係者に論理的に説明するだけでなく、感情も動かして、アイデアを実現させる道筋をつくります。
医工情報連携分野においてイノベーションを起こすために、医療やバイオテクノロジーの現場でデザイン思考を実践します。
グローバルリーダーとしての資質の涵養
リーダーとして国際的に活躍するために、マネジメント、リーダーシップ企業活動に関する知識及び能力を修得します。
多様な異文化理解能力の涵養
日本の歴史・文化への造詣を深めると共に、異文化を理解・尊重するためにの知識及び能力を修得します。

医工情報連携イノベータ育成システム


飯塚市・飯塚研究開発機構、飯塚病院、シリコンバレーと九州工業大学で連携した、飯塚医療イノベーション推進会議を行っています。

コース修了基準

「バイオメディカルデザインモジュール」を修得すること。
さらに、バイオメディカルデザイン演習におけるグループの課題に関連する2つ以上のモジュールを修得すること。

バイオメディカルデザインモジュール :下記から8単位以上修得

  • バイオメディカルデザイン演習Ⅰ・Ⅱ(4単位)必修
  •  ※担当教員が主催する演習(時間等は担当教員と相談すること)
     ※年度末:BMIRC研究会にて発表会を開催
  • デザイン思考と医療ビジネス入門(1単位)必修・・・合計8回
  • 初回
    (4月初旬)
    「デザイン思考と医療イノベーション」とコース紹介を倉田先生が実施
    前半4回
    (月1、2)
    「デザイン思考入門」システムデザイン特論(小林順先生)に参加
    後半3回 「医療ビジネス入門」専門講師による公開授業を倉田先生担当
    (BMIRC研究会)
  • 情報工学実践セミナーⅠ(1単位)
  • 情報工学実践セミナーⅡ(1単位)
  • グローバル技術マネジメント
  • 情報工学部が指定する外国語によるマネジメント系科目
  • プロジェクトマネジメント特論
  • ビジネス・モデリング特論

◆グループ課題に関連するモジュール:1~27から選択

モジュールの詳細は、こちらを参照してください。

システムデザイン特論

システムをデザインするための方法について、PBL形式の演習を交えて講義する。特に、デザイン思考的方法に焦点を当て、ハードウエアスケッチやプロトタイピングを取りあげます。また、ディジタル工作機化の原理や使用方法についても説明する。さらに、実践的演習でシステムデザインを体験させて、修得した知識とスキルの効果を確認させる。
学部で学んだ「電気電子回路」「制御理論」などの知識に基づいて、システムをデザインする能力を身に付けることができます。「電気電子回路」「制御理論」に関連する科目を履修していることが望ましいが、必要最低限の知識は随時教授します。
【授業項目】
1.システムデザイン概論
2.デザイン思考
3.アイディア創出の技法デザイン思考
4.ペーパープロトタイピング
5.プロトタイピング実習1
6.フィジカルコンピューティング
7.エレクトロニクスデザイン
8.制御システムデザイン
9.メカトロニクスデザイン
10.ハードウエアスケッチ
11.プロトタイピング実習2
12.ディジタル工作機械の原理
13.ディジタル工作機械の使い方
14.システムデザイン実践
15.プレゼンテーション