学部長挨拶

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九州工業大学情報工学部のホームページへようこそ。


学部長
情報工学部長/
大学院情報工学府長 /
大学院情報工学研究院長
宮野 英次

本学は北九州・戸畑の地で産声を上げ、開学から117年の歴史を刻んできました。ここ飯塚キャンパスは、1986年に日本初の「情報工学部」として設置され、今年2026年に設置40周年という記念すべき節目の年を迎えます。コンピュータがこの世に誕生して約80年。その歴史の半分もの期間、私たちは日本の情報技術のフロントランナーとして走り続けてきました。これまで社会へ送り出した1万8千人を超える卒業生・修了生は、現在のデジタル社会の骨組みを築き上げ、国内外の第一線で活躍しています。


情報工学は、もはや単なる学問の一分野にとどまらず、あらゆる社会システムを支え、動かす基盤技術となりました。振り返れば、2020年初頭から約3年半に及んだ新型コロナウイルスの世界的流行という未曾有の危機において、物理的な移動や接触が厳しく制限される中、社会を繋ぎ止めたのは情報工学の力でした。リモートワークやオンライン教育、データサイエンスを用いたウイルス解析、そして効率的な物流システムなど、情報技術はまさに「社会の命綱」として機能し、社会の危機を救う大きな原動力となったのです。


そして今、私たちは生成AIというさらなる巨大な変革の波の中にいます。生成AIの技術は、わずか数ヶ月単位で私たちの働き方や創造のあり方を根底から塗り替えています。この激動の時代に迅速かつ柔軟に対応するため、九州工業大学情報工学部は今年度より、従来の学科制から、分野を横断して学べる「コース制」へと移行しました。ソフトウェアを担う「知能情報工学分野」、ハードウェアを担う「電子情報通信工学分野」、機械・制御と融合する「知的システム工学分野」、そして生命・環境・医療を解明する「生命情報工学分野」。これら4分野・計9コースへの再構築により、学部から大学院までの接続性を一層強化し、より高度で多角的な学びの環境を実現しました。


さらに、九州工業大学情報工学部が展開するカリキュラムは、デジタル時代の「読み・書き・そろばん」とも言える数理・データサイエンス・AI(MDA)の知識を実践的に応用できる高度な教育内容として、国からも極めて高く評価されています。文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(MDASH)」認定制度においては、全国でも先導的で独自の工夫・特色を有する「応用基礎レベルプラス」に選定されました。


九州工業大学情報工学部はこれからも、確かな技術力と豊かな創造力をもって、未来のデジタル社会をデザインし、牽引していくイノベーション人材の育成に邁進してまいります。


 春の桜