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情報工学部長

情報技術は、産業界のみならず一般社会にも深く浸透し、我々の日常生活においても必要不可欠なものとなっています。
本学部は、情報技術の基礎およびその様々な学問分野への応用について教育・研究するため、1986年に全国で初めての「情報工学部」として設置されました。設立から30年を経て、以前とは比較にならないくらい大量の情報が時々刻々生み出されている現在、それを処理し、活用するための高度な情報処理技術の重要性は益益高まっています。本学部は、新しい情報技術の研究開発、そして情報化社会の発展を担う人材の育成を継続して行ってきました。
本学部は「知能情報工学科」、「電子情報工学科」、「システム創成情報工学科」、「機械情報工学科」、「生命情報工学科」の5学科により構成され、毎年400名を超える学生を受け入れています。学部教育としては、全5学科とも、1~2年生のときに情報基礎科目として定められた情報工学の基礎を学びます。その後、2~4年生にかけて、各学科の対象分野となる科目を学んでいきます。その過程において、各学生は学修自己評価システムにより自分の学習の達成度を認識し、学習アドバイザによる学習コンシェルジェの活用等により自発的に学ぶことができます。
本学部の多くの卒業生がグローバル企業に就職することに対応するため、本学部では英語の習熟度別少人数授業を行っている他、大学院博士前期課程を含む6年一貫教育を行うGE(Global Engineer)養成コースを全学的に設置し、本学部独自にもIIFプログラム(International Informatics Frontier Program: 国際先端情報科学者養成プログラム)を開設し、国際的に活躍できる素養を持った学生を育成しています。
 5学科が提供している教育プログラム(カリキュラムや教育システム)は、2006年以来いずれもJABEE認定を受けています。JABEE(日本技術者教育認定機構)とは、大学等が提供する教育プログラムが社会の要求水準を満たしているかどうかを評価し審査・認定する団体であり、JABEEに認定されたプログラムは国際水準を満たしたものと見なされます。全国の大学・高専でJABEE認定を受けている学科等は数多くありますが、学部を構成するすべての学科が認定されたのは本学部が初めてであり、このことは本学部全体が世界に通用する確かな教育を継続的に実践している証でもあります。
本学府の大学院・情報工学府では、博士前期課程に「先端情報工学専攻」、「学際情報工学専攻」、「情報創成工学専攻」の3つの専攻を設置し、専門性を高めることおよび実践力を高めることに主眼を置いた教育を行っています。そこでは、一般的な研究室における研究・論文指導に加えて、キャリアパスを意識し、専攻を越えて体系的に学ぶことができるコース・モジュール制を採用しています。専門性を高めることのできるコースとして「ロボットコース」、「システムLSIコース」、「ライフサイエンスコース」等の7コースを、実践力を身につけるためのコースとして「ICTアーキテクトコース」、「需要創発コース」、「グローバルインフォマティクスリーダーズコース」など5コースを開設しています。博士後期課程も含め、大学院では複数指導教員制を導入し、学生が定期的に作成する研究計画・報告書を参考にしながら、複数の教員が連携して組織的に学生を教育・研究指導する体制を整えています。
研究に関連しては、飯塚キャンパスの教員が中心となって四つの重点研究センター「ネットワークデザイン研究センター」、「先端金型センター」、「バイオメディカルインフォマティクス研究開発センター」、「ディペンダブル集積システム研究センター」が設置され、本学の強みとなる特徴的な研究を推進しています。
 情報工学を基盤とする様々な技術は、世の中を大きく変えてきました。これからも通信技術、集積回路技術、データ解析技術等の発展にともない、広く普及し進化していくことに疑いの余地はありません。自動車やロボットなどへの応用は、目に見える形で人々の生活をさらに便利にしていくと思われます。情報工学部・情報工学府は、グローバルな視点を持って実践的な教育・研究を行うことで、情報技術の発展を牽引するフロントランナーとして今後も邁進して参ります。


九州工業大学 情報工学部